情報処理安全確保支援士試験および各種情報処理技術者試験を実施している

IPA(情報処理推進機構)から表題の通知が本日(2022年12月20日)に

公表されました.

概要は以下のとおりです.

 

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◆情報処理安全確保支援士試験(SC)
午後1試験と午後2試験を統合し、出題構成を変更。
【変更前】
 午後1試験(90分、3問出題2問選択解答)
 午後2試験(120分、2問出題1問選択解答)
【変更後】
 午後試験(150分、4問出題2問選択解答)

※出題構成のみの変更です。試験で問う知識・技能の範囲に変更はありません。

◆エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
出題範囲と出題構成を変更。
<出題範囲の変更内容>
 午前2試験:
「システム企画」、「経営戦略マネジメント」、「技術戦略マネジメント」を追加
 午後試験:
「企画・要件定義分野」を追加

<出題構成の変更内容>
 午後1試験:
【変更前】3問出題2問選択解答
【変更後】2問出題1問選択解答

 午後2試験:
【変更前】記述式(2問出題1問選択解答)
【変更後】論述式(3問出題1問選択解答)

◆ITストラテジスト試験(ST)およびシステムアーキテクト試験(SA)
午後1試験、午後2試験の組込み分野の出題を除外しESに集約、午後の出題範囲・
出題構成を変更。
<出題範囲の変更内容>
 午後1試験、午後2試験の組込み分野の出題を除外する。
<出題構成の変更内容>
 午後1試験: 
【変更前】4問出題2問選択解答
【変更後】3問出題2問選択解答

 午後2試験:
【変更前】3問出題1問選択解答
【変更後】2問出題1問選択解答

◆変更内容の適用時期
情報処理安全確保支援士試験(SC)
エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
→令和5年度秋期試験より適用

ITストラテジスト試験(ST)
システムアーキテクト試験(SA)
→令和6年度春期試験より適用

情報処理安全確保支援士試験(SC)は、全体の所要時間が90分短縮されるためさらに
受験しやすくなります。(休憩時間30分、試験時間60分の削減となります。)
エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)では、IoTを含む組込みシステム
分野における企画・要件定義といった上流工程の要素が出題範囲に追加されるため、
技術面に加えてビジネスの視点でIoTソリューションを設計・開発するスキルを
証明できるようになります。

皆さまのスキルアップやキャリアアップにぜひご活用ください。

▼詳しくはこちら
情報処理安全確保支援士試験及び情報処理技術者試験(高度試験の組込み分野)に
おける出題構成等の変更について
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20221220.html

 

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情報処理安全確保支援士試験(SC)では,午後Ⅰ・午後Ⅱが

統合されて午後試験(150分)となり,

これに伴い問題数が4問出題2問選択解答になるのが特徴です.

個人的には,従来の試験よりも,選択に迷うことも少なくなりそうで,

統合により試験時間も150分になるため,回答しやすくなるのではないか

という印象を持ちましたが,皆さんはどのように感じられたでしょうか?

登録セキスペの数が予想ほど伸びないので,合格者を増やそうという意図を含めた

出題構成変更のようにも捉えられました.

 

もっとも,登録セキスペの人数が増えないのは,継続講習の費用負担が大きい

という側面も相当に影響しているように感じられるので,

そちらの改善も必要ではないかと感じられました.

 

 

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