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エックス線作業主任者試験やガンマ線透過写真撮影作業主任者試験の対策をしていると
過去問題の幾つかにG値W値 という言葉が出てきます.

実はこのブログを検索で訪問される方のかなりの割合で
以前書いた「G値とW値 (エックス線作業主任者試験) 」の記事を
目当てに訪問されているという事実があります.

この「G値とW値」というのは,これらの放射線関係の資格試験では出題されるにも拘らず
関係するテキストには,どういう意味なのかが,あまり簡潔・明瞭に記載されていないというのが
検索して訪問される理由だと予想されます
(実際,私もそのためにこのブログ記事(「G値とW値 (エックス線作業主任者試験) 」)を纏めました).

尤も,「G値」でGoogle検索すると
私のブログ記事(「G値とW値 (エックス線作業主任者試験) 」)が2番目に表示 されるという
検索システムの効果も大きいのであろうとは思いますが...
(因みに,「W値」でGoogle検索しても,やはり2番目に表示 されます)


さて,


次回受験予定のガンマ線透過写真撮影作業主任者試験の過去問題でも
やはり,このG値とW値に関する問題が出題されているので,今一度必要な点を纏めてみようと思います.

G値とは・・・化学線量計で100 eV(エレクトロン・ボルト)の放射線エネルギーを吸収して化学変化を起こした分子数を表します.

W値とは・・・1個のイオン・電子対を生じさせるのに必要な(放射線の)平均エネルギーであり,およそ第一イオン化エネルギーの2倍程度の大きさです.放射線の種類やエネルギにはあまり依存せず,気体の種類に応じてほぼ一定の値をとります.エネルギなので,単位としては[J](ジュール)(または[eV](エレクトロンボルト))を用います.
因みに,1.602×10-19 [J] = 1 [eV] で,この関係は量や単位に関する問題でも出題されます.
(私は,SC・モールのイオンで使えるWaonという電子マネーと絡めて,「イオンはW値」と覚えています.)

G値やW値を使った具体的な計算問題は
エックス線作業主任者試験やガンマ線透過写真撮影作業主任者試験では出題されていないようなので
これらの点を把握しておけば,ガンマ線透過写真撮影作業主任者試験で出題される範囲での
G値とW値の内容理解としては十分ではないかと考えています.

 

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