報道によれば,中国・天津での爆発事故に続き
今度は中国・山東省淄博市の化学工場で爆発事故が起きたそうだ.

現時点で1人が死亡し,9人が怪我をしたというこの事故では,
日本では毒物劇物取締法で劇物に指定されている
アクリルニトリル(C3H3N,示性式CH2=CH-C≡N)
が爆発の原因とされているようだ.

アクリルニトリルはアクリロニトリルとも呼ばれ,
有機化合物のニトリルの一種で,中間体として使用されれている化学物質です.
アクリル繊維や合成樹脂などの原料として広く使われており,
無色透明で特有の刺激臭が有り,引火点0℃で引火性の高い猛毒の液体です.
沸点は77℃で,空気中で20ppmの濃度を超えると生命に影響を及ぼす.
取り扱い時に皮膚に触れたり、吸引すると生命に危険を及ぼすほか,発癌の可能性があるため,
保管時には容器密閉や点火源から遠ざける必要性があるのは危険物と同じです.


北海道での毒物劇物取扱者試験は,例年8月上旬に実施されています.
毒物劇物取扱者試験結果は,例年9月上旬に公表されています.
受験願書の申請期間は,4月上旬~5月上旬の場合が多いようです.
平成26年度では,
一般毒物劇物取扱者試験の合格率は,23.2%
農業用品目毒物劇物取扱者試験の合格率は,45.7%
特定品目毒物劇物取扱者試験の合格率は,6.7%
でした.
私が受験した時は,農協(ホクレン)関係者の受験が多いように感じられた試験でした.



     


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